また新しい学習塾が近くにできた。
私の塾から徒歩10分圏内である。
すでにある塾で主だったものを書きだしてみたら13塾もあった。
30年前、私が塾を始めた頃は皆無だったのに。
飲食店や美容室も増えてきた業種だが、学習塾に関しては同業者の私から見ても奇異に映る。
教室展開した自分の経験からみて不思議なのである。
まず、採算が合うのだろうか。
ほとんどが企業経営(フランチャイズも含め)タイプの塾なのでそこは計算されているのだろう。
しかし、少子化もあり生徒数は限られている。
塾のかけ持ちなどは少ないだろうし。
パイのとり合いというところではないか。
つぎに、講師の養成は追いついているのだろうか。
講師の教務力はすぐにはつかない。
特に出店しているのは1:1あるいは1:2の個別指導塾だが、この業態だと集団指導に比べ当然多くの講師を必要とする。
粗成乱造に近いものがあるのではないだろうか。
さらに、大手塾のチラシやコマーシャルなどの宣伝力にも驚く。
どれほどの金額をかけているのだろうか。
必然、その費用は指導料に含まれると思うが、格安の塾もあるからその裏には何があるのだろう。
他人ごとのように言っているが「この育星舎の今後の経営はどうか」、これから真剣に考えなければならない。
お陰様(?)で今までのところ大きな影響は受けていないのだが。