入江塾は、京都市の塾グループ「育星舎」のなかの中学受験専門部門で、小学生を対象とした学習塾です。本部の北野教室(北野白梅町、円町)を中心に出町教室・桂教室でも開講中です。
(平日14:00~22:00 土曜13:00~20:00)

育星舎代表ブログ

教育虐待 その1(2019年8月)

名古屋市北区の自宅で2016年、中学受験を控えた小学6年生の長男(当時12)を刺殺したとして、殺人罪に問われた父親のS被告(51)の裁判員裁判の判決が7月19日、名古屋地裁であった。(朝日新聞より  ※Sは実名)

 

最近、ネットや新聞で「教育虐待」について書かれた文章が散見された。特に中学受験で起こりやすいようだ。中学生や高校生に比べ小学生は親の影響力が強いからだろうか。中学受験をはじめて「勉強が嫌いになってしまった」「引きこもってしまった」という相談は後を絶たないという某教育ジャーナリストの意見もある。

 

「教育虐待」といっても冒頭の例は極端であろう。「薬剤師の家庭に生まれた被告。自身も、そして父親も、この私立中学を受験し、そこで学んだ。……証言台に立った被告の父親は『昔、私がされたのと同じように、(被告にも)窮屈なしつけをしたと思います』と声を詰まらせた。」(朝日新聞)

祖父、父親、長男と代々同じ中学を目指し中学受験に向けて猛勉強をしてきたようだ。ただ1つの中学ではなく、もっと幅広い中学受験はできなかったのだろうか。

 

中学受験の入江塾では生徒、保護者、入江塾の三位一体の良好な関係成立が成功する中学受験につながると考えている。特に保護者と生徒の関係は重要である。それは、支配関係、依存関係ではなく、社会の構成単位として互助関係、連帯関係でなければならない。

 

教育虐待は保護者が積極的に受験に関与した場合に多くみられるが、例外的な場合もあるのではなかろうか。私が目にした教育虐待と思われる例を次回以降紹介してみたい。

 


教育虐待 その2(2019年9月)

教育ジャーナリストのおおたとしまさ氏による「教育虐待」の定義。

 

「あなたのため」という大義名分のもとに子どもの受容限度を超えて勉強させたり、過度なしつけを行ったりすること。その結果自己肯定感が著しく低い状態が大人まで続くなど、子どもの人生に負の影響を与える。

 

 

私の経験事例として不作為で「教育虐待」になりかけた例をまず御紹介しよう。

 

私の記憶ではお父様の存在の記憶がないのであるいは母子家庭だったかもしれない。お母様は立派な方で社会的地位のある仕事についておられ忙しくされていた。お母様は娘(Aさん)を中学受験させるため軽い気持ちで近所の大手進学塾に4年生から通わせた。Aさんは何の問題もなく通塾していたと思われたが6年生になってから塾に行きたがらなくなった。Aさんは4年、5年と塾のカリキュラムを何とかこなしていたが6年生になりついて行けなくなったようだった。

 

お母様は入江塾を知り、連絡くださった。夏の暑い日、本人も塾の建物の近くまで来たのだが入りたがらなかった。入江塾の女性講師が説得したがなかなか了承してくれなかった。そんなことが何回かあって、やっと教室に入ってくれた。私が特に面倒を見ていた小6の女の子と仲よくなってくれたのもあり、入江塾で勉強してくれるようになった。

 

その当時、年末31日、正月1、2、3日は私だけが塾を開けていた。Aさんはもう積極的にそんな日も来てくれた。私は小6の女の子2人を前に座らせてそれぞれの志望校の過去問を解かせ、解説した。Aさんは夏に初めて塾に来た生徒と同一人物と思われないくらい勉学に集中していた。彼女の顔には自信が漲っていた。そしてAさんはもともとの第一志望校に合格した。

 

「近くの学習塾、合格者を多く出している大手進学塾だ」というだけで塾選びをすると不作為の教育虐待になりうる場合もあるのではなかろうか。

 


●育星舎グループ代表:入江篤志

☆小3の頃は、九九が覚えられず 居残りをさせられたぐらいの学力の子。

しかし、すぐれた師匠達との出会いのお陰で、私立洛星中学、さらに京都大学法学部に合格する。

ところがその後学習意欲を喪失。

長いモラトリアムの末アルバイトをしながらプロ家庭教師に、そして学習塾を設立、今に至る。

 

2019年の記事一覧 2018年の記事一覧

2017年の記事一覧 2016年の記事一覧

2015年の記事一覧 2014年の記事一覧

2013年の記事一覧 2012年の記事一覧

2011年の記事一覧 2010年の記事一覧

2009年の記事一覧 2008年の記事一覧

 

代表の対談・座談会はこちら(育星舎ホームページへ)

 

 

入江塾トップページへ