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入江塾は、京都市の塾グループ「育星舎」のなかの中学受験専門部門で、小学生を対象とした学習塾です。授業は1科目週1回1時間。無理のない楽しい中学受験を。本部の北野教室(北野白梅町、円町)を中心に出町教室・桂教室でも開講中。洛星、洛南、西京、洛北、東山、京都女子、同志社など多くの中学に合格の実績があります。

本物の塾 その2

こちらの続きです。

 

本物の塾はめったにない。Vキャンパスの合格体験記のように、地元では見つからず、わざわざ親の実家のある京都に単身移転して通うということもある。

 

それに近い生徒が中学受験専門の入江塾にもいた。

ある時、近畿圏外の地域から電話の問い合わせがあって驚いた。入江塾の講師は当然断ろうとしたが、私は電話を取り次いでもらい話を聞いてみた。「当地域の大手塾に通っている小学5年生の男子だが成績は最下位だ。京都の中学を受験したいので入江塾に通えないか」という内容だった。Vキャンパスもネットで「ここだ」と決めたようだが、入江塾の場合も同じだった。

 

私が新幹線とJR在来線で先方へ出向き会うことになった。駅には会社を経営されているというお母さんが迎えに来てくれた。私は相手方の熱意をとても感じたが、「生徒本人を指導して学力を確かめたい、そして入江塾に来てもらって実際に通えるかどうか考えてほしい」と言った。本人に会って指導してみると、学力は相当低く、目指す中学には遠く及ばなかった。ただ、知能は低いわけではないので「何とか伸びるのでは」とかすかな希望を持った。そのためには想像を絶する労力が必要だということはその時点では理解していなかった。

 

土・日だけ入江塾に来ることになった。しかし、小学校のある月曜から金曜までをどうするか、それが問題だ。私は地域の個人塾で面倒見のよいところはないものかといろいろ調べた。2、3電話で問い合わせてみたが、不審がられて門前払いを食らった。

 

講師の求人募集をしてみた。ようやく1人の男性が決まった。いろいろな事情で指導するためのワンルームも必要となった。月謝が高額にならないようにするため、講師料も部屋の賃貸料もリベートをとらないことにした。私は何度となく京都から出向いた。生徒の母親も父親も感謝しながら「どうして、こんなにしてくださるんですか」と質問されたりもした。私も自分がどうしてこんなことをしているのか正直言って分からなかった。

 

偶然、知り合いの女性が結婚してその街に引越しすることになったので、講師になってもらった。月曜から金曜まで2人の講師が交代で毎日、個人指導できるようになった。土曜は京都に来てもらい入江塾の集団授業、日曜は私の個人指導と他の生徒も交えての個別演習ということになった。一般的に見れば、「小学5年生に何と苛酷なことをさすのだ」という意見もあろう。しかし、本人も受験を希望して覚悟していたし、1年で成績を飛躍的に上げるためにはこのようなカリキュラムにせざるを得なかった。

 

ただ本人はまだ子供だ。月曜から金曜までの個人指導、日曜の指導などでは授業態度が悪いこともしばしば、そんな報告を受ける度に「もう塾をやめろ」と私は真剣に怒ったものだ。それだけでも相当なエネルギーが必要だった。

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●育星舎グループ顧問:入江篤志

☆小3の頃は、九九が覚えられず 居残りをさせられたぐらいの学力の子。

しかし、すぐれた師匠達との出会いのお陰で、私立洛星中学、さらに京都大学法学部に合格する。

ところがその後学習意欲を喪失。

長いモラトリアムの末アルバイトをしながらプロ家庭教師に、そして学習塾を設立、今に至る。

 

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