先日塾説明会があったのだが、終了後、各保護者に挨拶していると、ある方から「先生は猫を飼っておられるんですね」と話しかけられた。
塾のホームページに私の写真を猫とともに載せているので、それで分かったんだと思った。
「はい、スコティッシュ・フォールドなんですよ。」と答えると、その方は携帯で自分の飼っている猫の写真を見せてその話をして下さった。
飼い主どうしがペットのことで会話するようになる、ママ友ならぬペット友みたいなものがあるらしい。
それが何となくわかった。
話題はつきないから話はすすむし。
犬や猫は母が好きだったので、庭がある祖父母の実家に同居した小学生の頃から飼っていた。
犬は2匹飼ったが、猫の数は正確には覚えていない。
というのは勝手に住みついたのが大半だからだ。
最近京都の街中で猫を見かけることは少ない。
昔は塀や屋根の上などよくうろうろしていて、盛りの時期などオスどうしの喧嘩でうるさかった。
飼い猫も以前は家の内も外もおかまいなしに行動していた。
特に私の実家は古い京都の家屋だったので、猫にとっては好都合。
見知らぬ猫も入ってきた。
猫は排便のときコケをはがすので祖母はそれをいやがっていた。
現在のようにビルに住居があるとなればそのようなことはない。
さらに飼うとなれば家出しないように、衛生面や健康面に気を使って狭い屋内でということになる。
今どきの猫はかわいそうだなと思うことがあるが、本人は一向に気にしていない。
私は猫をどうしても飼いたいとは思わない。
昔の方が猫には幸せだったように思えるし、犬に比べ愛想がないように感じる。
まあ、家内の癒しになってるのでいいかと割り切っている。
とはいえ、ついつい猫なで声で話しかけてしまうのである。