今、家には猫が4匹いる。
例えば台所など1ヶ所に彼らが集まってくるとまさに猫だらけといった観がある。
一緒に生活しているとそれぞれに個性があるのがわかってくる。
最初に飼ったのは前回話題にした猫で名前をキティという。
4才のメス。
ペットショップで買った。
触られるのをいやがる猫で、子猫の時代は抱けたのだが、今は撫でることもできない。
手を出さない限りおとなしい猫で、その点他の3匹とはちがう。
そんな猫達の気質に興味が出てくる。
ある時、テーブルの上に猫専門の月刊誌が置いてあった。
家内が購読の申込みをしたようだ。
「こんな雑誌まであるのか」と驚いた。
犬専門もあるらしい。
それぞれが売れているということだ。
ペットブームとは聞いていたが、ここまでとは思っていなかった。
そして出版元をみてさらに驚いた。
小中学生の通信添削の事業で大きくなったあの有名な会社だ。
「こんなことまでしているのか。」
実は20年程前、この会社の元幹部だったという人に出会っている。
その方は私に社の方針としておもしろいことを言われた。
「生徒が退会するときは気持ちよく応える。返金などもすぐに行う。それはまた会員になる可能性があるからだ。そのために個人情報を得たら一生追い掛ける。」
個人情報は年令を越えてダイレクトメールなどで使えるということか。
最近、この会社から大量の個人情報が流出して問題になった。
その時、私は昔のこの話を思い出した。
家内は小中学校の頃この会社の通信添削はしていない。
ダイレクトメールなどは送られていないから自分で申し込んだ。
しかし、営業対象の年齢層がだんだんと上がっているように思われる。
猫が生きがいのお年寄りの方もたくさんおられるそうだが、この会社のターゲットになっているのではないだろうか。