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入江塾は、京都市の「育星舎」の中学受験専門部門で、小学生を対象とした進学塾です。無理のない楽しい中学受験で志望校合格を目指します。本部の北野教室(北野白梅町、円町)を中心に出町教室でも開講中。洛星、西京、洛北、東山、同志社、京都女子、同志社女子など多くの中学に合格の実績があります。

書写

入江塾の小4~小6生に天声人語の書写を毎週宿題として1回分を与えている。

それも算数の時間に。

私の大学受験の頃、学力向上のためにそれが有効だと言われていた。

数年前にそれを思い出し、私が始めた。

生徒の中には邪魔くさがるものもいたし、極端な場合その効果を否定する保護者もおられた。

 

塾長である秋定が「なぜ書写が宿題に出るの?7つの目的と効果について」なるタイトルの文章をホームページに近いうちに載せることになった。

読んでみるとわかりやすい文章で私の考えをきっちりまとめてくれており感心した。

皆さんにも是非読んでほしいものである。

 

ところで最近、書写の根拠となりうるかもしれない新たな事実を知って驚いた。

すなわち、ホモサピエンスの持つ驚くべきテクノロジーは、脳の領域であるブローカ野が深くかかわっていることがわかってきたというのだ。

ブローカ野というのは言語中枢といわれるもので、この領域に損傷を受けた人々は文法的に複雑な文章を作り出すことが不可能になるといわれる。

 

NHKスペシャル シリーズ「人類誕生」第3集「ついにヒトは海を越えた」(7月15日放送)でその事実は伝えられた。

ホモサピエンスはネアンデルタール人などの他の人類に比べ、なぜ世界に広がることができたのか。

まずなぜ広大な海を渡ることができたのか。

この問いに対し、近年、当時から高度な航海技術があったことを示唆する証拠が次々と見つかっている。

またなぜ極寒の地に進出できたのか。

この問いに対して、ホモサピエンスは、画期的な発明品(例えば縫い針)を武器に寒い土地でも豊かに暮らしていた可能性があるという。

このような技術や発明が言語を司る脳の領域であるブローカ野に負うところが大きいというのだ。

 

すぐれた言語活動の働きとテクノロジーの革命とがつながったのである。

書写は脳の発達ををうながし、イノベーションにもつながっていくのではないだろうか。

 

 

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●育星舎グループ顧問:入江篤志

☆小3の頃は、九九が覚えられず 居残りをさせられたぐらいの学力の子。

しかし、すぐれた師匠達との出会いのお陰で、私立洛星中学、さらに京都大学法学部に合格する。

ところがその後学習意欲を喪失。

長いモラトリアムの末アルバイトをしながらプロ家庭教師に、そして学習塾を設立、今に至る。

 

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