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入江塾は、京都市の「育星舎」の中学受験専門部門で、小学生を対象とした進学塾です。無理のない楽しい中学受験で志望校合格を目指します。本部の北野教室(北野白梅町、円町)を中心に出町教室でも開講中。洛星、西京、洛北、東山、同志社、京都女子、同志社女子など多くの中学に合格の実績があります。

東大寺学園中学校 2022年 大問3(速さ、平面図形)

速さをメインテーマとしつつ、平面図形の要素も取り入れられたユニークな問題です。
太陽光による影が関係してきますが、速さの問題として考えたことと、平面図形の問題として考えたことを合わせる必要があり、その辺りが難しいところだと思います。
(2)はどの位置にいるときの出来事か迷うと思いますが、まず作図してみるとよいでしょう。

問題

ある高層ビルの屋上には,図のような直径7mの円周の半分と,長さ22mの直線を組み合わせた形の展望コースがあり,C地点はB地点の真東の方向にあります。身長180㎝の父と身長120㎝の子どもがこのコース上をA地点からC地点まで,それぞれ一定の速さで歩きます。ただし,A地点とB地点を結ぶ,図の点線は半円の直径です。

(1)ある日,子どもがA地点を出発し,父がそのS秒後にA地点を出発しました。父はB地点で子どもを追いこし,さらにそのT秒後にC地点に到着しました。このときS:T=11:76でした。

 

(ⅰ)父と子どもが歩く速さの比を,最も簡単な整数の比で答えなさい。

 

(ⅱ)父が子どもを追いこしてから7秒後に,太陽は真東の方角に出ており,太陽による二人の影の先端がB地点から3.2m真東の地点で重なりました。父の歩く速さは毎秒何mですか。

 

(2)別のある日,子どもがA地点を出発し,その後,父がA地点を出発しました。前を行く子どもがB地点を通過するまでに太陽による二人の影の先端が重なり,そのとき,子どもの影の長さは7mでした。影の先端が重なってから何秒後に父が子どもを追いこしますか。ただし,二人が歩く速さは(1)(ⅱ)の速さと等しいものとします。

 

解説

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