「3でずっと割っていく操作をする→操作を巻き戻すには3をかけていく」ことが基本方針です。
ですが、余りが関係していますので単純ではありません。
早合点しないようよく確かめながら考えて、(3)まではしっかり正解させたいところです。
次の例のように,整数を3で割り,その商を3で割り,さらにその商を3で割り,…
という操作を繰り返し,商が0になったら操作を終了します。
例:この操作を20から始めると
「20→6→2→0」
となり,3回で操作を終了します。
(1)操作を100から始めたときの結果を,上の例の「 」内のように書きなさい。
(2)ちょうど4回で操作を終了するような整数の中で最も大きいものは何ですか。
また,このような整数は全部で何個ありますか。
(3)操作の途中で4が現れるような500以下の整数で最も大きいものは何ですか。
(4)操作の途中で4が現れるような整数(4も含む)で10000以下の整数は全部で何個ありますか。
(1)100→33→11→3→1→0
(2)2回で終了する最も小さい数は3(3→1→0)
3回で終了する最も小さい数は3×3=9
↓
2回で終了する最も大きい数は9-1=8
4回で終了する最も小さい数は3×3×3=27
↓
3回で終了する最も大きい数は27-1=26
5回で終了する最も小さい数は3×3×3×3=81
↓
4回で終了する最も大きい数は81-1=80
よって、80-27+1=54個
(3)1回操作すると4になる最も大きな数は、4×3+2=14
1回操作すると14になる最も大きな数は、14×3+2=44
1回操作すると44になる最も大きな数は、44×3+2=134
1回操作すると134になる最も大きな数は、134×3+2=404
404×3+2は500を超えてしまいますので、404
別解:操作回数が最も多く、かつ、操作の途中で5が現れる最も小さい数を考えます。
5×3×3×3×3=405 405-1=404
(4)操作をすると4が現れる数の最小値と最大値を、操作をさかのぼるごとに調べます。
1+3+9+27+81+243+729+1253=2346個