2022-01-28
全体的に易しい問題が多い中、精密さを要求される難しい作図問題が出題されました。
図形が通れない部分の面積を求める問題ですが、平面図形に関する実力と、正確に作図する力が問われます。
障害物の釘がある問題は作図のみならず、作図後の求積も特に慎重に行っていく必要があります。
対角線の長さが8cmの正方形のタイルがあります。 このタイルを,回転させることなく,右の図の向きのまま(ア)から(エ)に示すような太線の枠の中を動かします。 それぞれの場合について,枠の中でタイルが通れない部分の面積を求めなさい。 ただし,枠の厚みや釘の太さは考えないものとします。 |
以下の図に示す色のついた部分について面積を求めていきます。
考えやすくするため、各図の正方形のタイルは異なる大きさで描いています。
(イ)
タイルの辺が釘に触れ、できるだけ左か下に寄るように動かします。
下図のように1~3の順に動かすとわかりやすいです。
すると、下図のようにタイルが通れない部分を決定できます。
※∽のマークは相似を表します
点Eの部分でタイルの角と二等辺三角形の辺は重なっています。
そのことは以下のように説明できます。