2022-02-21
割り算の余りに関する問題で、問題文は短いですが複雑な思考を要求されます。
整数Aを15で割った余りがBであるとき、A×Aを15で割った余りと、B×Bを15で割った余りは等しいということを利用するのが好ましいのですが、その事実に行きつくかどうかは日頃の数字に対する考えの深さによって決まるでしょう。
Aは2桁の整数で,A×Aを15で割ると1余ります。このようなAは全部で□個あります。
Aを15で割った余りをBとし、A×Aを15で割った余りとB×Bを15で割った余りが等しい(※1)ことを利用して解きます。
Bは14以下の整数なので、14までについて調べます。
上表より、B×Bを15で割った余りが1になるのはB=1,4,11,14のときです。
Aは15の倍数+1、15の倍数+4、15の倍数+11、15の倍数+14のいずれかです。
2桁の整数は10~99までの90個で、90÷15=6あまり0であるため、どれもちょうど6個ずつある(※2)ことがわかります。
よって、6×4=24個
(補足)
※1
面積図で考えます。
※2
全て書き出すと以下のようになります。
B=1のとき、A=16,31,46,61,76,91
B=4のとき、A=19,34,49,64,79,94
B=11のとき、A=11,26,41,56,71,86
B=14のとき、A=14,29,44,59,74,89