「継子立て」の問題です。
普通に作業していくとかなり大変ですが、ある事実に着目するとすっきり解けます。
1から順に整数が書かれているカードがあります。図1のように、これらのカードが1から順にある整数まで時計回りで
円形に並んでいるものを考えます。ここから、1のカードを最初に取り除き、時計回りで1つおきにカードを取り除いて
いき、最後に残るカードについて考えます。例えば、図2のように8のカードまで並んでいるとき、1、3、5、7、2、6、4
の順でカードを取り除き、最後に残るのは8のカードになります。
このとき、次の問いに答えなさい。
(1)16のカードまで並んでいるとき、最後に残るカードに書かれている整数を求めなさい。
(2)2018のカードまで並んでいるとき、最後に残るカードに書かれている整数を求めなさい。
(1)周ごとに残っているカードを書き出すと次のようになります。
よって、16が最後に残ります。
(2)(1)のときのようにカードの残り枚数が2枚、4枚(2×2枚)、8枚(2×2×2枚)、16枚(2×2×2×2枚)のように
2だけを何個かかけた数のときは、一番後ろに置かれているカードが最後まで残ることがわかります。
2018のカードまで並んでいる場合、2だけを何個かかけていった数を考えると2018までの中で一番近いものは
2×2×2×2×2×2×2×2×2×2=1024です。
よって、1024枚のカードが残るときを考えます。
ここまでに2018-1024=994枚取り除き、最後に取り除いたカードは、
1+2×(994-1)=1987
ですのでこの次に取り除くカードは1989です。
1989を先頭に考えると1988が一番後ろに置かれていることになりますので、1988が最後に残ります。