ペットの雑誌「ねこのきもち」が毎月届く。妻が購入しているのだが、発行所が「(株)ベネッセコーポレーション」と知って驚いた。あの通信教育で大きくなった岡山県の「福武書店」が改名し、さらに多角経営に乗り出している会社である。きっと「いぬのきもち」もあるのだろう。
私の家に猫は現在3匹いる。(今年3月に1匹は亡くなった。)私の母は動物好きだったので小学生の頃からまわりには犬や猫がいた。
風変りな猫がたまにいた。例えば、おかき(しょう油味のせんべい)が好きな猫がいたのだが、その入れ物の缶の音がなるとどこからともなく走ってきた。そんな珍しい猫の一員になると思われるのが、今いる1匹「ぐりちゃん」だ。
おやつのキャットフードのCIAO(チャオ)の本かつお焼(いなばペットフード株式会社)が好きだ。それも尋常ではないほど好物だ。他の2匹は出せば食べる程度だが、ぐりちゃんは執拗にねだってくる。(もちろん主食のキャットフードは充分与えている。)私が座椅子で新聞を読んだりテレビを観ていると鳴きながら腕などに頭突きをしてくる。怒ると目を細めてそのままじっとしている。そのうちに太ももの上にそっと乗ってくる。だっこをしてやると喉をグルグルならす。ベッドで休んでいてもそんなことは気にしてくれない。私の胸の上を堂々と横切り、耳元に顔を寄せてうずくまる。毛が触り、息づかいが聞こえ、ゆっくり寝てられない。また、立っていると目の前でゴロンとあお向けになりお腹をさするよう促す。(以前何回かお腹をさすってからチャオをあげたのでそんな癖がついた。)私が台所に向かおうものならダッシュでテーブルの上にのり、与えなければ首をかしげて待っている。そんな行動をチャオを食べて1時間後にはくり返し起こすのである。私が疲れているときには無視したくなるのだが、「ねこのきもち」は変わらない。1日せいぜい3回でやめることにしているのだが、買い出しも大変である。結構お金も掛かる。
チャオには依存性の物質でも含まれているのだろうか。