政府は6月18日、新型コロナウイルス拡大を防ぐために求めてきた移動自粛の全面解除を表明した。その後、新幹線、航空機や高速道路の利用も増えつつあり、観光地の賑わいも戻りつつあるようだ。私はといえば普段から行楽地など行かないし、最近は他人との付き合いもほとんどなくなっているので遠出しなくなっている。だから移動自粛の期間もそれほど苦痛ではなかった。しかし、テレビのニュースなど見ていると多くの人達はそうではなく、ストレスが溜まるらしい。一方、海外渡航自粛はまだ続いているようだが仕事も含め困っている人も多いだろう。そう言えば、私の知り合いでも海外旅行をしょっちゅうしている者がいるが、彼らにとっては今も非常につらい期間であろう。(ちなみに私は海外へ行ったことがない。)
ただ、環境にとって良かったのは事実である。自動車や飛行機などによる二酸化炭素の排出量などは劇的に下がっただろう。航空業界にとっては経営的に大変だと思うが、空の汚れは相当減っていると考えられる。地球環境問題の危機を大きく叫んだスウェーデンのグレタさんは温室効果ガスの排出量の多い飛行機は乗らないらしい。
世界的にも人間の移動が激しくなった今日のグローバル社会において高速の移動手段はこれからも発達していくだろう。さらに観光も含め、経済活動はもう止められない。しかし、消費を伴う経済活動とそれが生み出す地球環境の悪化はどうしようもないものだろうか。
それを解決できる頭脳の出現が望まれる。