近畿圏の中学受験のための模擬テストで五ツ木・駸々堂模試というものがある。
「入江塾」の小6の生徒は全員受けている。
3月の第1回と9月の第4回を去年と同様に今年も比べてみた。
去年ほど大きくはなかったが今年も明らかに全体的に偏差値は伸びていた。
偏差値というのは単純に言えば母集団の中での位置である。
それが上がるというのは並大抵のことではない。
リオでのオリンピックのマラソンを見ていても分かったが、皆が走っている中で順位を上げるというのは大変だ。
京都では毎年全国女子駅伝がある。
塾の近くの道がコースにあたるので実際に見たことがある。
走るのが苦手な私からすれば驚くほどの速さで走っていく。
あの中で前を追い越して走るなど相当なスピードを出さないと無理である。
だから偏差値というのは、皆と同じように努力していても上がらない。
しかし、伸びないからといって怠けているわけでもないのだ。
そのことを保護者の皆様は理解していただきたい。
ただ、学習のコツというものもあるのでそこは注意しなければならないが。
ところで「偏差値教育は悪い」というイメージがある。
しかし競争がある限り偏差値を無視して受験塾が存在することは難しい。
「入江塾」もしかり。