• 0120-19-71-48平日 15:00~22:00
    土曜 13:00~20:00
  •            
  • お問合わせ
               
  • 0120-19-71-48平日 15:00~22:00
    土曜 13:00~20:00
  • お問合わせ
入江塾は、京都市の「育星舎」の中学受験専門部門で、小学生を対象とした進学塾です。無理のない楽しい中学受験で志望校合格を目指します。本部の北野教室(北野白梅町、円町)を中心に出町教室でも開講中。洛星、西京、洛北、東山、同志社、京都女子、同志社女子など多くの中学に合格の実績があります。

利他 その6

利己的遺伝子

 

生き物は長い時間をかけて姿を変えながら生きのびてきた。

それに気づいて多くの人を納得させる説明をつけたのがダーウィンである。

……ダーウィンには説明できない事実もあった。

ハチやアリは、たった1匹の女王のために、自分は子孫を残さない数百数千の働きバチや働きアリが「尽くして」いる。

これら、自らを犠牲にする行いを説明するために、個の生き残りではなく、遺伝子の「生き残り」に注目したのが英国の動物行動学者リチャード・ドーキンスである。……

 

これは、1976年に刊行された「利己的な遺伝子」(リチャード・ドーキンス著)の日本語訳者である故日高敏隆氏がある新聞に書かれた文章である。

この遺伝子淘汰説は「利己的遺伝子」という挑戦的な題はもちろん、「生物(個体)は遺伝子のヴィーグル(乗り物)である」という独特のたとえもあり、たちまち世界的なベストセラーになり、また多くの論争を引き起こしたという。

 

特に反論したのはキリスト教界だったのではなかろうか。

ドーキンスの言う「遺伝子(広義)」は聖書の「神」に相対するものだからである。

生物の上位概念としての遺伝子(広義)によって生物は自由に操られるのである。

すなわち全体の生き残りのためなら個の犠牲は容認されるのである。

 

この説によれば一部の遺伝子(狭義)の淘汰の結果、全体の調和がとれているのだと考えられる。

単純に言えば「親玉の遺伝子(広義)は敵に勝つために部下の遺伝子(狭義)に自己犠牲の命令を与えている」とでも言えようか。

 

利他行動がもし遺伝子レベルの問題とするならば、ドーキンス流表現では「利己的遺伝子は利他的遺伝子を支配している」となるかもしれない。

代表ブログトップへ

入江塾トップページへ

お問い合わせはこちら

フリーダイヤル(スマホ用)

メール(PC・スマホ共通)

 


●育星舎グループ顧問:入江篤志

☆小3の頃は、九九が覚えられず 居残りをさせられたぐらいの学力の子。

しかし、すぐれた師匠達との出会いのお陰で、私立洛星中学、さらに京都大学法学部に合格する。

ところがその後学習意欲を喪失。

長いモラトリアムの末アルバイトをしながらプロ家庭教師に、そして学習塾を設立、今に至る。

 

2022年の記事一覧

2021年の記事一覧 2020年の記事一覧

2019年の記事一覧 2018年の記事一覧

2017年の記事一覧 2016年の記事一覧

2015年の記事一覧 2014年の記事一覧

2013年の記事一覧 2012年の記事一覧

2011年の記事一覧 2010年の記事一覧

2009年の記事一覧 2008年の記事一覧

 

代表の対談・座談会はこちら(育星舎ホームページへ)

 

代表ブログトップへ

入江塾トップページへ