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入江塾は、京都市の塾グループ「育星舎」のなかの中学受験専門部門で、小学生を対象とした学習塾です。授業は1科目週1回1時間。無理のない楽しい中学受験を。本部の北野教室(北野白梅町、円町)を中心に出町教室・桂教室でも開講中。洛星、洛南、西京、洛北、東山、京都女子、同志社など多くの中学に合格の実績があります。

千里の道も一歩から

小学生の習い事ベスト5は、

一位  水泳

二位  英語・英会話

三位  ピアノ

四位  書道

五位  学習塾

今も昔もあまり変わらない順位である。

今回は、この中の習い事としての「ピアノ」について少し考えてみたい。

 

ピアノを習わせる理由

小学生の習い事としてのピアノがなぜ人気があるのかと言うと、おそらく、手先を動かすため脳の発達に良いと言われているからであろう。

また、同時に視覚・聴覚も用いる必要があるので脳の活性化につながるとの見解もある。

教室でその場だけで弾くのではなく家でしっかり練習しなければいけない点も、コツコツ努力する習慣がつくのではと期待がかかる。

ただ、幼いころにせっかく習っていても、大きくなったら全く弾けなかったり興味もまったく無くなったりと言う人が最近多いのはなぜだろうか?

今と昔の練習方法の違い

私の子どもも、自分がピアノを習っていたことや大学で軽音楽部に所属し音楽が好きなこともあって、4歳からピアノを習わせた。

その頃は、最初はバイエル、それが終わればハノンとチェルニー、そしてブルグミュラーやソナチネといった三冊でセットの、いわゆる古典的な練習が主だった。

ハノンは、ピアノを弾くために指をあたためるための教本である。

音階練習で、アルペジオ等も入りリズムをつけたり付点やスタッカートなどでも練習する、まあ、言えば、単純作業であり、何も考えずに弾ける基本中の基本だ。

はっきり言って面白くはない。

ただ、全ての指を独立させ、指の力を付け、つぶをそろえ、手首を柔らかくするためには必要不可欠ではないだろうか?

チェルニーは、短い練習曲集だ。100、30、40、50、の順で教本は進んでいく。

これもメカニックの練習でそれほど楽しいものではない。

ブルグミュラーやソナチネになると、ようやくたのしげな曲が並ぶ教本になる。

この三点セット?で練習が進んでいくのだが、最初の二つは前述したように楽しくないのでどうしても気が進まない。

これで辞めていく子供が多いのも事実である。

ところが最近は、これらの基本をやらず、バイエルが終わるとすぐに耳なじみのよいアニメソングやディズニーメドレーなどしか教えないピアノ教室が多いそうだ。

もちろん、面白くなくて辞めてしまう生徒への対策だとは思う。

しかし、後々のことを考えると基本をしっかりやらずに進めていっても結局同じ結果なのではないだろうか?

古典的な練習について

古典的な練習は確かに面白くない。これは確かだ(笑)。しかし、昔から続いているには必ず理由があるはずだ。

おもしろくない、つまらないだけでは廃れてしまう。

それに、楽な事ばかりやっていてもそこから先は何も生まれない。

結果、大きくなっても弾けなかったり興味がなかったりと言うことに繋がっている気がしてならない。

もちろん好き嫌いや合う合わないもあるだろう。しかしせっかく小さいころに触れるチャンスのあったピアノなのに全く役に立っていないというのも寂しい限りだ。

やはり、基本はとても大事である。千里の道も一歩から。地に足が着いていないと、枝も伸びないし花も咲かない。

これはピアノに限らず、さまざまな分野での共通事項だと思う。

 

筆者:佐藤

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