先日「塾の将来を考える」というテーマのもと塾仲間で話し合いがあった。
閉塾した先生、来年閉塾する先生、閉塾を考えている先生などの報告があり、まさに塾の終活の様相を呈する有様。
何となく気分が重くなってしまった。
「私だけでなく皆も年を取ってきたのだな…」と理解はするものの「もっと頑張ってほしい」との思いも強かった。
人生と同じように個人塾にも全盛期があり衰退期がくる。
勢いのある若い頃の塾長は生徒、 保護者を相手にただ一生懸命仕事をする。
しかし、そんな状態はいつまでも続くはずもない。
それではどうすればよいのか。
一方、新たな若手がどんどん塾を始めれば、閉塾があっても開塾があるはずだ。
ところが、最近はそんな個人塾の開業が少ないように思う。
まわりはマニュアル化された大手塾かフランチャイズ塾だらけだ。
他方、後継者を育てておけば閉塾は避けられるだろう。
だが普通の個人塾ではなかなかそれだけの人材に投資できない。
経営より教務に熱心なそして個性ある個人塾が少なくなっていくのは日本の教育界にとっても損失だと思う。
そんな中、個人塾の集まりを目指してきた育星舎グループは今後も価値ある存在であり続けたい。