1月23日に入江塾新小6生の保護者会が開かれた。
ここ3年程行っていることで、中学受験へ向けての1年の取り組みについて私が話す。
入江塾は小5生までは学習の基本姿勢を教えることに重きを置き、勉強量はそれ程でもない。
小6生ではそれを土台に入試に向けて追い上げをはかる。
小5生まで余力をためているので追い込みは充分に可能なのだが、それでも子どもの個性を生かしながら学習量を増やし成績を上げることは並大抵ではない。
ただ、もとからの入江塾生でもそんな趣旨を理解してくれて6年生時を区切りに意識を変えてもらえるのだろうか心配だ。
また、特に小6近くで途中入塾してきた生徒でも同じように学力を上げようとするには、それなりの接し方や指導法を工夫しなければならない。
全く受験勉強をしてこなかった子、大手進学塾へ行っていた子、それぞれ受験体制の入江塾に短期間で慣れてもらうためにどうしたらよいのか。
そこで、2月から新小6生になるにあたって、私の経験からできる限りのアドバイスをさせていただこうと考えた。
特に「三位一体論」という信頼関係が中心となる。
すなわち、保護者と生徒との親子関係、保護者と入江塾との信託関係、生徒と入江塾との師弟関係それぞれに関する入江塾独自の見解である。
その関係がうまく調和した時「楽しい受験」となるのである。
入江塾の体験記にはこの「楽しい」の表現がよく出てくる。
大手塾には決して真似のできない所である。
この結果、生徒と生徒との友達関係もすばらしいものになる。
同じ志望校を目指している場合、「共に合格を目指そう」ということになる。
たとえ成績の差が開いていてもそんなことで差別したり、卑下したりはしない。
今年の合格体験記を書いてくださったお父さんは、そんな関係を含めて「四位一体」と表現して下さった。