私の人生(16)
Q. 中1のクラスに落ち着きがなく、教師の話にすぐに反応し、話をしてしまう生徒がいます。
その度に授業の雰囲気が壊れ、落ち着かせるのに時間が掛ってしまいます。
こうした生徒を大人しくさせる方法はないものでしょうか。
A. 第2次成長期前の子どもは、多かれ少なかれ落ち着きがないものです。
それを上手にコントロールしてクラス運営(授業)を進めるのも教師の力量だと考えましょう。
大前提としては、教師の熱意・迫力で生徒を(いい意味で)圧倒することです。
該当生徒に「チャチャ」を入れる隙を与えない講義を展開することです。・・・・・
前回取り上げた私の所属団体での活動を控えるようにした反面、独自で講師を招き講演会を開催するようになった。
塾長達の興味をひく、塾の教務・運営についての話をする方を探すのに大変苦労した。
講演料は塾長達から集める参加費でなんとかするのだが、それがなかなか難しかった。
セミナーの出席者を増やすことを考えれば参加費は安ければ安いほど良いのだが、そうすれば交通費も含めた講師代を抑えなければならない。
そんな予算では講演のプロに相場の値段で到底頼むわけにはいかない。
しかし、厚かましい私の性格でその研究会も何とか回を重ねることができた。
以前書いたと思うが、塾立ち上げの頃の弁当配達のアルバイトでは、弁当1つ持てばいろいろな所に飛び込み営業できた。
未知の世界を知ることは結構楽しみでもあった。
同様に、研究会を主宰しているということは面識がなくても講演の交渉ができるのだ。
上記の某メールマガジンのQ&Aで答えているのは塾経営コンサルタントだが、その方が名を売り出す前にダイレクトメールで知り、研究会で講演してもらった。
個人であれば氏に連絡もしなかったであろう。
「私的に主宰している研究会なので、予算がそれほどないのですが。」と講師依頼のときに言うと、多くの方が納得してくれた。
塾経営コンサルタント以外に生徒募集に成功している塾長や教材・教具販売関係者など、一般の塾長達がその講演会に参加したいと思われるような講師を選んだ。
逆に言うと、どうしても「明日役立つことを提供してくれる」内容のものでないと参加者は集まらなかった。
純粋に教育学や児童心理、精神分析などの話などになってくると途端に塾長達の反応は薄かった。
その点の不満はあったが、塾運営に直結する内容の講演会を数多く開催できたことは満足のいくものであった。
研究会には私の塾の講師数名も必ず参加した。
一般の塾経営セミナーに彼らを参加させようとすれば、費用は馬鹿にならない。
私も含め講師達はこの研究会でいろいろ勉強させられた。
利益などなかっただけでなく労多く無意味に思えたこともあったが、結果的にはこの活動が学習塾としての組織運営面を育ててくれたといえよう。