入江塾では例年洛星中受験に向けた対策授業を国・算・理の3科で開講しています(小6対象、年によって開講科目は変わります)。
各科目とも過去問をストックしてあり、熟練した講師が指導致します。
ここでは算数の授業についてご紹介していきます。
洛星中の入試問題は比較的易しい問題から、超難問までまんべんなく出題されます。
難しい問題を解くには複雑な処理を要するため、論理的思考力が必要です。
その力を鍛えるにはひたすら難問を消化していくことが必要だと思われがちです。
しかしどんな問題を解くにも必要なことは、まずは基本を押さえることです。
入江塾では4・5年の間に各単元の基本を学習して、6年生でそれを活用・応用していきます。
算数においては問題の答えは一つですが、解き方は一つではありません。
習った基本事項の何を使うかによって、異なる解き方ができます。
そして、問題によって最適な解法は異なります。
さまざまな解法を経験して身につけていくことが洛星中のような難関校受験においては必要です。
生徒たちは毎週過去問一年分を宿題として受け取ります。
それを一週間で解いてきて、丸付けをした後にゼミ形式で解き方を発表し合います。
説明不足のときは講師が補いますが、基本的には解いたそのままをホワイトボードにかいてもらいます。
優れた解法が出てきたときは皆参考にし、自分のものにしていきます。
洛星中の算数ではほぼ毎年速さの分野で難問が出題されるため、速さの問題は特にしっかり練習する必要があります。
状況図、もしくはダイヤグラムを描き、できた図のどこを見て考えるかが重要です。
6年生の始めの頃はなかなか上手く描けなかった図も、練習するうちにだんだん慣れていきます。
図が上手くなるにつれて、問題を解く糸口も見付けやすくなります。
そうしているうちに、思考力も自然と身についていくのです。
正解者が居なかった場合や、より良い解法がある場合は講師が解説します。
しかしここでも一気には説明せず、ヒントを先に与え、なるべく自分で考えてもらうようにしています。
思考力を身につけるには、能動的であるほうが好ましいからです。
授業後にはオリジナルの解説プリントを配布し、宿題として間違えた問題のなおしまでしっかりしてもらいます。
解説プリントの一例です
他者からも多くを学ぶことになるので、生徒間では良いライバル意識や友情が生まれます。
このことがやる気を引き出し、学力を向上させ、合格につながる要因になっています。